【プロフィールムービーの時間の決め方ガイド】写真は何枚?時間は何分使う?コツをご紹介します!
結婚式でおふたりの生い立ちや馴れ初めを紹介する『プロフィールムービー』。
これまでお世話になったゲストへ感謝の気持ちを込めて行われる結婚式。ですが、実はパートナー側のゲストとは結婚式で「初めまして」なことも多いんですよね。だから自分たちのことをよく知っていただくためにもプロフィールムービーは楽しく、興味深く見ていただきたいもの。
そこでポイントになるのが、プロフィールムービーの時間です。長すぎてもダメ、短すぎても伝わらない…と時間の調整って意外と難しいんです。
今回は、プロフィールムービーの時間について詳しく解説していきます。
プロフィールムービーのベストな時間は6分前後
最近は、結婚式のプロフィールムービーを自分で手作りする人も増えてきました。式場に頼むよりも格安で作ることができますし、何よりも自分たちの思い通りに作れますのでおすすめです!
そこでプロフィールムービーを作るときに、まず考えるべきは『長さ(時間)』です。
プロフィールムービーの所要時間の目安は
- 新郎生い立ち
- 新婦生い立ち
- ふたりの馴れ初め
上記の構成をトータルで6分前後がベスト。
時間の感覚は、見る側のゲストの気持ちになって考えるようにします。6分より短いと写真が少ない、もしくは情報量が少ないためにゲストには物足りない印象に。
一方、あまりにも長い時間のプロフィールムービーだと見る側は集中力が切れてしまい、途中で見飽きてしまいます。
プロフィールムービーは「もう少し見たかったな」位の時間の長さがベスト。そのため6分前後を目安に作成することをおすすめします。
プロフィールムービーの時間を決めるには写真の枚数も考慮して
プロフィールムービーの中に収録する写真は、1枚5秒程度を目安に収録します。
1枚5秒と聞くと「長い!」と思われるかもしれませんが、プロフィールムービーの写真にはそれぞれコメントも付けます。
そのためゲストは『写真を見て→コメントを読んで』と2つの作業を同時にする必要があるため1枚に対する目安は5秒となるワケです。
これ以上短くなってしまうと、ゲストからはめまぐるしく写真が移り変わる印象になってしまうためNG。一方、これ以上長くなってしまうとダラダラ長い印象になってしまうのでこちらもNG。
こうして考えると、プロフィールムービーをゲストに『わかりやすく』『楽しく』見ていただくためには、プロフィールムービー全体の時間、写真1枚1枚の時間それぞれ『時間』ってとても大切だということがわかりますね。
プロフィールムービーの時間に合わせた収録する写真の枚数
プロフィールムービーに収録する写真は、全体の収録時間を決めてから逆算で計算するとスムーズです。
ざっくり必要枚数を計算すると
仮に6分のプロフィールムービーを作るとしたら……
- 6分=360秒
- 360秒÷1枚5秒=72枚
となり、ざっくり計算すると72枚必要ということに。けれど、ここでポイントが一つ!それは『構成』です。
ポイントは『構成』作り
さらにここでポイントになるのがプロフィールムービーの『構成』です。
プロフィールムービーといえば写真だけではなくオープニングタイトルや『新郎○○』『新婦○○』『ふたりが出会って』などタイトルも途中に挿入することになります。これらの組み立てのことを『構成』といいます。
まずは参考のために実際のプロフィールムービーを見てみましょう。
出典:https://www.youtube.com/embed/A1yC0GIP34E
このように冒頭には『オープニング』があります。そしてタイトルがあり、写真のスライドがスタートします。
そしてさらに後半では『エンディング』におふたりの写真に加えて、ゲストへのメッセージが約30秒収録されています。
ですので、仮に6分のプロフィールムービーを作ったとしても前後約1分は写真以外の映像やメッセージを流すことになるので、実質写真を流す時間としては5分間になるということです。
つまり、もろもろを考えるとおおよそ5分間で50枚前後の写真を『新郎生い立ち』『新婦生い立ち』『新郎新婦馴れ初め』で分けることになります。
そのためプロフィールムービーを手作りするときに大切なことは
- 全体の大まかな所要時間を決める
- 構成を考える
- 必要な写真枚数を計算する
この流れに沿って考えると、あとになって「写真が全然足りない!」なんてハプニングを避けることができます。
プロフィールムービーの時間を決めるときにありがちなギモン
ここでは、筆者がプランナー時代に新郎新婦さまからよく質問された「こんなときどうしたら……」をご紹介します。
これからプロフィールムービーを手作りされる方の参考になりますように。
ゲストとの写真が少ない!
ゲストにプロフィールムービーに興味をもって見ていただくためには、感情移入していただくことが大切。
そのためゲストが一緒に映る写真が多いと
「そうそう!こんなことあったね!」
「懐かしい!」
なんて声が聞こえて盛り上がります。
けれどいざ写真を探してみると、ゲストと一緒に写っている写真が少ない!ということもしばしば。
ゲストとの懐かしい写真が手元になければ、ゲストに聞いて写真のデータをいただくのも一つの方法です。
もし難しい場合は『今の職場』や『趣味の場』を紹介するシーンを作り、出席しているゲストと一緒に写真を撮影してもOK。おふたりの日常の写真は、新郎新婦さまの結婚式当日の姿とは、また違った姿が紹介できるのでおすすめのワンシーンですよ!
そもそも小さいころの写真が足りない!
「小さいころの写真が少なくて……」という場合に、プランナー時代おすすめしていた写真が
- ご両親の若かりし頃(結婚式の写真があればさらに◎)
- 小さいころ住んでいた場所の写真
- 「お父さんとお母さんは年子の僕ら兄弟の世話にいそがしく写真がありませんでした(笑)」とコメントだけ表示して笑いに変えてしまう
といった方法。
意外と結婚式当日、笑いが起こったり、ご両親の結婚式の写真ではご親族までもが盛り上がったりということもありました。写真が少ない場合だけではなく、おすすめしたいアイデアです◎
ツーショットの写真が少ない
これも、プランナー時代質問を受けることが多かった質問で、ふたりで出かけはするけれどツーショットの写真が少ないという新郎新婦さまも。その場合は、今から写真を撮影しても遅くありません。
また無理に外出して写真を撮る必要もなく
- 結婚式アイテムを手作りしてる様子
- 婚約指輪のアップ写真
- 婚姻届けの写真
などもおすすめです。
また結婚式までに前撮りをするなら、前撮りで撮影した写真をプロフィールムービーにいれてもOKですよ!
まとめ
プロフィールムービーの時間についてご紹介しました。
プロフィールムービーの収録時間の目安は6分程度がおすすめ。これ以上長くなってしまうとゲストの集中力が途切れてしまいおすすめできません。一方、これ以上短いとなんだか物足りない印象に。そのため、ベストは6分を目安に。
収録する写真は、時間や大まかな構成を決めてから枚数を決めましょう。写真が足りない場合は焦らず、今から写真を撮影すればOK。おふたりの普段の何気ない日常も、新郎新婦さまを知る大切なきっかけになりますから。
大切なことは、ゲスト目線で時間の長さや写真の構成を考えること。ゲストに楽しく興味を持っていただくために「もし自分が結婚式でみるとしたら」をポイントにプロフィールムービーの時間も考えるようにしましょう。