【元プランナーが解説】理想のプロフィールムービーに巡り合うために知っておいて欲しいこと
『プロフィールムービー』といえば、今や結婚式には欠かせない演出のひとつ。司会者さんからも新郎新婦の紹介はあるけれど、やっぱり映像や写真、音楽と文字で伝えるプロフィールムービーはゲストの気持ちにも届きやすく盛り上がり必須の演出です。
今回はこれからプロフィールムービーを準備しようとされている新郎新婦さまへ、元プランナーの視点から理想のプロフィールムービーに巡り合うためのポイントをご紹介します。
結婚式の中での『プロフィールムービー』の役割
結婚式の中では、さまざまな演出が行われる中、プロフィールムービーは定番中の定番と言える演出に。
実際、ゼクシィ結婚トレンド調査2020によると93.8%もの先輩カップルがプロフィールムービーを上映したそう!
そんなプロフィールムービー、ここで改めてどんな役割を持っているのかを見ていきましょう。
結婚式には新郎新婦のことを知らないゲストもたくさんいる
『プロフィールムービー』とは、その名の通り新郎新婦おふたりのプロフィールを紹介するムービー演出です。
これまでの感謝の気持ちを込めて、たくさんのゲストを招待して行われる結婚式。
ですが、その半数の方はパートナー側のゲスト。つまり、結婚式で「初めまして」な方もたくさん出席なさっています。そのためおふたりのことを改めて知っていただくためにもプロフィールムービーはなくてはならない演出です。
誰が見て“わかりやすい”ところがプロフィールムービーの魅力
結婚式では、さまざまな世代のゲストがお越しです。ご年配の方や、小さなお子さまゲストまで。
結婚式で行われる演出には、一つ絶対に忘れてはいけないポイントがあります。
それは幅広いゲスト誰がみても、楽しめる演出であること。
その点、プロフィールムービーをはじめ映像を使った演出は
- 映像
- 写真
- 音楽
- 文字(コメント)
とあらゆる角度からゲストにアプローチ。
どの世代が見てもわかりやすいところが、結婚式の演出の中でも最も人気が高い演出になる理由です。
感染予防の視点でも安心
2020年の新型コロナウィルスの感染拡大により、結婚式は実施できたとしても演出に数多くの制約が掛かってしまいました。
定番だった余興も、歌やダンスは飛沫や接触の感染があることから多くの結婚式で自粛。
これまで当然に行われていた演出が出来なくなる事態が起きてしまっています。
そこで改めて注目を浴びているのが、ムービー演出。
接触の機会もなく、結婚式当日は事前に仕上げておいたプロフィールムービーを流すだけでOKなので、感染の心配だけではなく失敗の心配もありません。
そのためコロナ禍で行われる結婚式でも、変わらずプロフィールムービーは人気をキープし続けている演出なんです。
【コロナ禍での結婚式余興】感染予防に注意しながら祝福する方法
プロフィールムービー選びで大切なこと
プロフィールムービーを準備する方法は主に3つあります。
- 式場に依頼
- 外部業者に依頼
- 手作りする
3つの選択肢の中から、さらに手作り以外はさまざまなデザインや値段の選択肢があります。
プロフィールムービー迷子にならないために
この記事を読んでくださっている方の中にも
「いろいろサンプル動画を見すぎて、どれが良いのかわからなくなった」
なんて“プロフィールムービー迷子”になっている方もおられるのではないでしょうか?
おしゃれなデザインから、とびきりお得なお値段で販売されているものもあります。
何を重視して選ぶべきか迷ってしまいますよね……。
プロフィールムービー選びで大切にしてほしいこと
プロフィールムービーを選びときには、最も大切にしてほしいのはゲストにとってわかりやすいデザインかどうかです。
筆者はプランナーとして約10年、結婚式に携わっていました。披露宴ではプロフィールムービーのデザイン、そしてプロフィールムービーを見るゲストの様子もそれはたくさん拝見してきました。
歓声や笑いが起こるプロフィールムービーもあれば、静かに見守られているプロフィールムービーも。
この差は、何かというと、ゲストにわかりやすい内容になっていたかどうかというところです。
ゲスト目線に立って考えたプロフィールムービー
前述の通り、結婚式には幅広い年代のゲストがお越しです。
おしゃれなデザイン、スタイリッシュな映像など「さすがふたりが選んだだけあるね!」と言ってもらえるような 洗練されたプロフィールムービーも素敵です。
ですが結婚式当日のゲストの気持ちを思うと、理想のプロフィールムービーとはおふたりが
「こんなデザインのプロフィールムービーを見てもらいたい」
という視点だけでデザインを決めてしまうのはキケン。
デザイン性ばかりに意識が向いてしまい、写真が見えにくくなってしまったり、わかりにくいフォントだったりと、見づらいだけではなく、一生懸命見ようとすればするほど疲れてしまうデザインのプロフィールムービーも少なくありません。
そのためご年配の方は
「これは若い子向けなのね」
とプロフィールムービーを見るのをやめて食事をすすめてしまったり、子どもは見飽きてウロウロ歩き出すといった光景も。
ゲストにわかりにくいデザインや内容になっているプロフィールムービーは、もはや自己満足でしかないプロフィールムービーになってしまいます……。
結婚式のアイテムを選ぶときの基本は、もちろんおふたりの好みであること。また結婚式のテーマやコンセプトに沿ったアイテムであることは大前提。
ですがアイテムの中には、おふたりの視点だけではなく、ゲスト目線に立って考えるべきアイテムがあります。その一つがプロフィールムービーです。
プロフィールムービーのデザインを決めるときには、ゲスト目線で考えたわかりやすさや親しみやすさもおもてなしのひとつなのでは?と、プロフィールムービーを笑顔で見守るゲストを見ていつも思っていた次第です。
結婚式で使うプロフィールムービー作りを後悔しないために
ここではこれからプロフィールムービーを準備する方に『注文するなら』『手作りするなら』それぞれのポイントをご紹介します。
プロフィールムービーを依頼する業者を選ぶポイントは
式場で提携している業者に依頼するのに比べて、2~3割もしくはそれ以上にお得に購入することができるプロフィールムービー制作の外部業者。高いクオリティのものが、お手頃価格で手に入ると外部業者を選ぶカップルもたくさんいます。
こちらの記事では、外部業者に依頼するときのポイントなどを解説しています。
記事内ではお得なプロフィールムービー業者さんの一覧や、業者選びのポイントをまとめてご紹介。
これからプロフィールムービー業者探しをなさる方の参考になる情報になっていると思いますので、ぜひご覧ください。
「プロフィールムービーは安いところで」と考える時に知っておくべきポイント
プロフィールムービーを手作りするなら
プロフィールムービーを式場や業者に依頼するのに比べ、圧倒的にお手頃価格で準備できるのが手作りです。
パソコンに搭載されている動画編集ソフトなどもあり、場合によっては0円で作ることもできます!
プロフィールムービー用に販売されているソフトも1万円前後と、費用がかかったとしてもやはり式場や業者に依頼するよりとってもお得!プロフィールムービーを作るのに「何よりも値段を重視したい!」という方には、おすすめの方法です。
デメリットといえば、動画編集作業に慣れていない方には、作業がとても複雑に感じてしまうところ。そのため出来るだけ早くから準備をはじめておくことが大切です。
筆者がプランナー時代にも、プロフィールムービーを手作りするといえば、作業時間が無くなってしまい相当ストレスが掛かっている新郎新婦さまを何組も拝見しました。結婚式ギリギリになって、お手上げになり業者に依頼された方も。
こちらの記事では、プロフィールムービーの失敗例をご紹介しつつ、成功の秘訣をご紹介しています。
まとめ
プロフィールムービーを選ぶときのポイントや、業者選びの注意点についてご紹介しました。
プロフィールムービーは、結婚式で「はじめまして」なゲストにもおふたりのことを深く知っていただく重要な演出のひとつ。
幅広い年齢のゲストがお越しの結婚式ですので、わかりやすさを大切にデザインや写真選びをしましょう。
プロフィールムービーを準備するには『式場』『外部業者』『手作り』と3つの選択肢があり、それぞれメリットデメリットがあります。値段や結婚式までの時期なども考慮して検討して