プロフィールムービーの代わりに!元プランナーが提案する5つのアイデアとポイント
結婚式では9割以上のカップルが実施しているプロフィールムービー。おふたりの生い立ちをゲストに知っていただくための人気演出になっています。
とはいえ“絶対に必要な演出?”と言われれば、そうでもありません。
プロフィールムービーはなくてもOK!それに代わりになる演出もあります!
そこで今回は、元プランナーの筆者が「プロフィールムービーの代わりになる演出ってあります?」そんな質問を新郎新婦さまからいただいたときに、ご提案していた演出をここで改めてご紹介します◎
プロフィールムービーなしでも大丈夫!代わりになるアイデアはあります!
前述の通り、今ほとんどの結婚式ではプロフィールムービーが実施されています。
そのため
「結婚式をするなら、プロフィールムービーをしないとおかしいんじゃない?」
と心配されている新郎新婦さまも少なくないようですね……。
プロフィールムービーを無しにする理由はいろいろ
「プロフィールムービーは無しでもいいかな」と思われる新郎新婦さまの理由はさまざまです。
例えば
- 小さい頃の写真がない!
- プロフィールムービーを作る予算を抑えたい
- プロフィールムービーを手作りしたいけど、時間が無くなった!
- 写真で自分たちを紹介するのは恥ずかしい
筆者が担当させていただいた新郎新婦さまの中で「プロフィールムービーはなしにします!」とおっしゃる皆さんからはこんな理由が多く聞かれました。
今プロフィールムービーの代わりの演出を探している新郎新婦さまの中にも、同じ気持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
プロフィールムービーをする意味を考えてみると…
プロフィールムービーがなぜ、こんなに人気なんでしょう……。
それは、おふたりの生い立ちを写真や文字を通して伝えることができるので、ご年配の方からお子様まで、会場の中にいるゲスト全員がわかりやすく、そして楽しむことができるから。
さらに!プロフィールムービーを通してゲストにこれまでの感謝の気持ちも伝えることができます。
プロフィールムービーが持つ魅力を違う方法で伝えればOK!
つまり、プロフィールムービーの持つ魅力を残しつつ、伝える方法を変えれば、ゲストにはおふたりのこれまでを紹介することができます。
さらにアイテム次第では、ゲストにこれまでの感謝の気持ちをしっかりと伝えることもできるんです!
そこでここからは、プロフィールムービーの良い部分を活かしながら、代わりになる演出でゲストをおもてなしする方法をご紹介していきます。
プロフィールムービーの代わりに①司会者から紹介
まず一つ目は、司会者から新郎新婦さまの紹介をしていただく方法です。
紹介内容は事前に打ち合わせができます
実は、新郎新婦さまの生い立ちをプロフィールムービーで紹介することが主流になる以前は、披露宴冒頭に司会者からおふたりの生い立ちを紹介するのが一般的でした。
さらにもっと前は、高砂に座る新郎新婦さまの両サイドには“仲人”と呼ばれる立会人がいらっしゃった時代も。おふたりの生い立ちは、この仲人の方が読み上げられるのが一般的な流れだったんですよ。
司会者さんが読み上げるおふたりのプロフィールは、打ち合わせで事前に確認することができます。
ですから「こんな内容で紹介してほしい」「ここは控えて欲しい」をリクエストできるので、思い通りのプロフィール紹介ができます。
おふたりらしく感謝の気持ちを伝えるために
ただしプロフィールムービーでは、おふたりからゲストへの感謝の気持ちを伝えることができますが、司会者さんからのプロフィール紹介ではそれは難しい……。
そこでおすすめは、ウェルカムスピーチでおふたりから直接ゲストに感謝の気持ちを伝える方法です。
- 今日出席してくださったことへのお礼
- 結婚式への思い
- このあと、ゆっくり楽しんで過ごして欲しい
そんな気持ちを直接、ウェルカムスピーチというカタチで伝えると、ゲストにもしっかり思いは届きます◎
プロフィールムービーの代わりに②プロフィールムインタビュー
次にプロフィールムービーの代わりになる演出としておすすめなのが『プロフィールインタビュー』です。
司会者がインタビュー形式で質問
プロフィールインタビューとは、ゲストの中でも特におふたりの生い立ちに深いかかわりのあるゲストに、当時のエピソードを司会者がインタビュー形式でお答えいただくスタイルのこと。
これは本当におすすめで、アットホームな結婚式にしたい新郎新婦さまには特に実施してほしい演出です。
例えば
- 妊娠から出産までの思い出をお母さまに
- 小さい頃のエピソードをご兄弟に
- 部活の思い出を友だちに
- 仕事場の様子を同僚に/li>
- 二人のキューピットの友だちに出会った頃の様子を
などをお話いただきます。
一般的なスピーチとは違い、司会者がインタビュー形式でゲストのお席に伺ってお話を伺います。
ですから、ゲストにはわざわざ前に出てきて、一人でスピーチさせてしまうわけではありません。特に緊張させてしまうこともなく、リラックスした空気の中でお話いただくことができます◎
少人数ウェディングの場合は
目安として20名以下くらいの少人数ウェディングの場合は、ゲスト全員にインタビューをしてもOK!
軽くご自身の自己紹介をしていただき、そのあとおふたりとのエピソードをご紹介いただきます。
ゲスト全員がお互いどんな間柄なのかも把握することが出来ますし、両家の絆を結ぶきっかけにもなるのでおすすめです。
プロフィールムービーの代わりに③プロフィールブックを充実!
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プロフィールをムービーではなく、『プロフィールブック』というペーパーアイテムで伝える方法もあります。
DIYアイテムとしても人気のプロフィールブック
プロフィールブックとは、その名の通りおふたりのプロフィールが記載されたペーパーアイテムのこと。
自己紹介だけではなく、最近では前撮りの写真をとてもおしゃれにアレンジして載せられる新郎新婦さまも多数!
またおふたりの写真だけではなく、家系図を作って家族の紹介をしたり、ゲスト全員の写真を収めるアイデアもあります。
もちろんメッセージも入れることができますので、ゲストへの感謝の気持ちを文字にして伝えましょう!
プロフィールブックは節約術のひとつ
プロフィールブックは、プロフィールだけではなく席次表やメニューなども一緒に印刷することができるアイテムです。
それぞれ別でDIYするよりも一緒にしてしまえば、費用を抑えることができ、節約にもつながります◎
ただしプロフィールブックは式場に依頼すると、相場は1,000円前後。最低注文数が設定されていることもあるので、費用は掛かりがちです……。
結婚式まで3か月程度余裕がある場合は、節約のためにも、そして理想のデザインに仕上げるためにも手作りに挑戦してみましょう!
プロフィールムービーの代わりに④ウェルカムスペースに写真を
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結婚式当日、ゲストを最初に出迎えるのがウェルカムスペースです。
ここに、おふたりのプロフィールに関わる写真をたくさん飾ってお出迎えする方法もあります。
ゲスト同士の会話を盛り上げるきっかけにも
ウェルカムスペースの飾り方はどこの会場も自由です。例えばテーブルの上にたくさん写真立てを用意しておふたりの写真を飾ったり。
フォトパネルを作って壁一面におふたりの写真を並べることができる会場も。
担当させていただいた結婚式では、小さいころのアルバムをそのまま持ってこられた新郎新婦さまもいらっしゃいました。
お友だちだけではなく、ご両親も感慨深げに見てらした様子がとても印象的で……。
ウェルカムスペースにたくさんの写真が飾られていると、それだけでゲストの会話を盛り上げるきっかけにもなります。
式場に到着したばかりのゲストの皆さまは、非日常な空間に少し緊張気味です。
そんなときに、おふたりの写真や懐かしい自分が一緒に写っている写真が並んでいたら、それだけでグッと緊張がほぐれ、穏やかな空気に変化させることができるんです。
感謝の気持ちはペーパーアイテムで
とはいえ写真を飾るだけでは、新郎新婦さまのゲストへの感謝の気持ちを伝えることができません……。
そこでおすすめなのが、ペーパーアイテムにメッセージを添えること。
特におすすめしたいのが、席札やエスコートカードに個別にメッセージを記載する方法です。
そこにまさか一人ひとりに向けてメッセージが掛かれているとはご存知ないゲストには、プチサプライズです*
プロフィールムービーの代わりに⑤イラストでプロフィールを伝える
「小さいころの写真がないから」「写真で自分たちを紹介するのは恥ずかしい」そんな新郎新婦さまにおすすめなのが、プロフィールをイラスト化して紹介する方法です。
出典:https://www.youtube.com/watch?v=9aIjXMYzinc
写真で紹介されるプロフィールも素敵ですが、こうしてイラストにするととてもハートフルですね!
とはいえ、イラストが得意なひとはとても限られているかと思います……。
そんなときにおすすめなのが、インスタグラムなどのSNSやココナラでイラストを発信してるイラストレーターさんに依頼する方法です。
サンプルのイラストも紹介されていて、テイストが事前に確認できまので、ぜひ参考にしてみてください*
まとめ
プロフィールムービーの代わりになる演出をご紹介しました。
プロフィールムービーは人気の演出ではありますが、必ず実施しなくてはいけない演出でもありません。
プロフィールムービーの魅力でもある、おふたりの生い立ちや馴れ初めを紹介したり、ゲストへの感謝の気持ちを伝える方法は、ムービー以外にもあります◎
ご紹介した演出案が、皆さまのプログラム作りにお役に立ちましたら幸いです*